東日本大震災では2万人以上の犠牲者を出す中、「死者の9割が60歳以上」「障がいのある人の死亡率が2倍以上」でした。避難中のストレスにより命を落とす「災害関連死の9割が高齢者」であるなど、大規模災害では災害弱者に犠牲が集中しました。更に支援者も被災して、支援に入れない事態にもなりました。

 南海トラフ巨大地震では全国で最大32万人の死者が出るとされ、対応が急がれます。地震だけでなく、地震火災、津波、津波火災、ライフラインの喪失、液状化、原発事故など、複合災害になる可能性もあります。

 本ワークショップでは東日本大震災で被災した福島県の障がいのある人の実体験を振り返り、被災地での要援護者支援の実際に学びながら、巨大地震等により1人も犠牲者を出さないための家庭、地域、行政、福祉サービス事業所での備えを検証します。また我が町の地域防災と地域協働を見直す契機とします。

平成27年2月1日(日) 10:30~15:30

時間 内容
10:00 開場
10:30~10:50 主催者あいさつ・趣旨説明・来賓あいさつ
10:50~12:00

講演「東日本大震災における要援護者支援の実際」

青田由幸氏 NPO法人さぽーとセンターぴあ 代表理事

東日本大震災で被災した福島県の障がいのある人の実体験を振り返り、地域に必要な防災対策、要援護者支援について考えます。

12:00~13:00 昼食・休憩・舞台転換
13:00~14:20

ワークショップ

小グループに分かれ、「青森市で大規模災害が発生」という設定で、クロスロードゲーム(災害時に考えられる困難な選択にYES、NOで自分の考えを示すゲーム)をする予定です。このゲームの目的は「防災を自分自身の問題として考えること」、「人それぞれ意見や価値観が違うことに気づくこと」です。楽しみながら防災に対する理解と関心を深めます。

14:20~14:40 休憩・舞台転換
14:40~15:20 発表とまとめ
15:20~15:30 閉会挨拶

ラ・プラス青い森 2F
青森市中央1-11-18 電話 017-734-4371

駐車場について
 ラ・プラス青い森: 無料、先着50台
 青森市役所:有料(1時間210円、30分超ごと+100円)、149台、利用時間8:00~19:00(日曜日)

講演のみ 60名
講演+ワークショップ 先着40名
※ワークショップに参加する場合は講演も参加してください。
(全体で100名)

講演のみ、講演+ワークショップいずれも 500円(資料代含む)

「講演+ワークショップ」に参加する場合、昼食休憩があります。

ただし、会場への食べ物の持込はできないので、昼食は「会場の用意する弁当(1200円)」、「会場1階のレストラン」、「会場外のコンビニまたは食堂」のいずれかになります。

弁当の方はこちらでまとめて予約しますので、希望する場合、申込時にその旨を伝えてください。それ以外の場合は、参加する方ご自身の対応となりますが、ご了承ください。

青田由幸 氏
1954年 福島県生まれ。
特定非営利活動法人 さぽーとセンターぴあ 代表理事、福島県ひまわり会会長(障害児・者の訓練・動作法を推進する親の会)
妻、長女、次女(重度障がい者)とともに仙台市在住。震災直後、全国の市町村で唯一個人情報開示のもと、南相馬市内に取り残された障がい者の安否確認、生活支援を行った。

鈴木絹江 氏
NPO法人 ケア・ステーションゆうとぴあ 理事長、障がい者自立生活支援センター福祉のまちづくりの会、全国自立生活センター協議会(JIL)認定ピア・カウンセラー、JIL人権擁護委員 副代表、JILピアカウンセリング 副委員長
2011年3月 東日本大震災 福島原発事故被曝。2013年10月 京都市へ避難移住。

鈴木 匡 氏
1959年7月生まれ。
NPO法人 ケアステーションゆうとぴあ(前身の任意団体「福祉 のまちづくりの会」)法人理事、放射能市民測定所「たむら市民ネット」代表世話人
17歳から障がいを持つ人の自立生活運動に参画する。

今村 登 氏
1964年 長野県生まれ。
NPO法人自立生活センターSTEPえどがわ 事務局長、東京都自立支援協議会委員、JIL副代表、DPI日本会議事務局次長、JDF東京事務局長、東北関東大震災障害者救援本部広報担当
1993年 不慮の事故にて頸髄を損傷し、以来電動車いすユーザーとなる。2002年 「どのような障害があっても自分の住みたい地域で自立生活を送れるようにする事」を目指し、NPO法人自立生活センターSTEPえどがわを設立。

主催:自立生活センターPingあおもり

共催:特定非営利活動法人 ピアネット

協力:障害を持つ人の防災企画会議

後援:青森市・社会福祉法人青森市社会福祉協議会・一般財団法人青森県身体障害者福祉協会
    青森市民生委員児童委員協議会・青森県保険医協会・特定非営利活動法人青森県防災士会
    青森県難病団体等連絡協議会・なみおかSSC

開催要項、参加申込書ダウンロード
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申込締め切り  
 講演+ワークショップ(先着40名):1月25日(日)  
 講演のみ(60名):1月29日(木)

FAXまたはメールでお申し込み下さい。折り返し、受付完了のFAXまたはメールを送信します。

自立生活センター Pingあおもり
電話:017-761-2770
FAX:017-761-2746
メール:ping@ping-aomori.jp